創造性をもたらすものは何か?円城塔の短編『やつがしら』
ふがしです!
SFでデビューしたものの、SF作家といっていいのかよくわからない謎の存在である円城塔の「なんだかよくわからない」作風が好きで、新作が出たらすぐに読めるようにとTwitterをフォローしている僕なのですが、そういや最近、全然新作の話聞かないなと思い、何気なくAmazonで円城塔を検索してみました。
するとなんか、聞いたこともない作品が2個もあるではないですか!
どちらも短編で、Kindleで読むことができます。
『やつがしら』
『世界でもっとも深い迷宮』
で、今回はとりあえず「やつがしら」についてサクッと書きたいと思ったわけですが、そもそもこの作品、9ページしかありません。
だもんで、Amazonやその他の電子書籍サイトでも、あらすじが書かれていません。具体的にどんな内容なのかが全くの謎なのです。
なんでまあ、僕がさっくり「あらすじ」をこしらえてみました。
言語翻訳もクセも資料の閲覧も、万物あらゆる「創造」に必要な事柄が有料のサービスとして利用できるようになった世界。そんな世界で、かたくなにサービスを利用しようとしない両親の「創造性」と、僕の「創造性」はどう違うのか?
的な内容ですね。
リスを実装するに比べると、より円城塔テイストの強い、世界観語りに終始する短編ですね。
円城さんは、今後もこんなかんじで、短編を執筆していくのでしょうか。
とりあえず、リリースしたら「リリースしたよ!」ってのが分かりやすい感じに、Twitterでアナウンスしてもらえると助かるんですけどね・・・。
―――おわり
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