みんなチェンソーマンを読もう!
ふがしです!
いま僕が最も応援している漫画が、ジャンプで2019年第一号より連載しているチェンソーマン。
頭や腕がチェーンソーの悪魔人間チェンソーマンに変身できる主人公のデンジが、公安の対悪魔課の一員となり、世に蠢く悪魔を倒したり倒さなかったりする、というあらすじの、血みどろアクション漫画。
現在5巻まで出ていているのですが、とにかくお話が面白い!
毎週毎週、続きが気になって仕方がないのです。
週刊漫画なら当たり前だろ、と思うかもしれませんが、チェンソーマンはひと味違うのです。
とにかく、毎週毎週、海外ドラマのように滅茶苦茶引っ張るのです。
ある程度物語の区切りはあるものの、ほとんど起承転転転転転転転転転転といった感じで、予想もつかなかった出来事で各話が終わるのです。
まあ、それが若干行き過ぎて、たまに『キャラを簡単に殺し過ぎ』と思わないでもないですが、それもこの漫画の味。どんなに重要そうなキャラでも、いつ死ぬか分からない緊迫感がたまりません。まだ5巻までしか出ていないのに、他の漫画だったらもっと色々活躍するであろうキャラが、どんどん命を落とすのです。
さらにキャラが良い!
主人公のデンジからして、最初のモチベーションが「おっぱいを揉む」次が「キスしたい」と煩悩全開で、さらに人間から悪魔人間になってしまったことで、俺はこのあとどうなってしまうんだろう、人間の意識が失われていってしまったら俺は俺でいられるだろうか、みたいなネチネチしたことは一切考えず、とにかく自分がやりたいようにやりまくります。
(↓特に根拠のない自信のみで頑張るのにウザくない稀有な主人公デンジくん)
相棒の半分人間の悪魔、パワーもいい。一見すると可愛い女の子なのですが、喋り口調は不遜な高等悪魔のようで、しかし精神は小学生男児。1秒でバレるような嘘を平然と言って、自分を窮地に追い込む間抜けなやつ。さらに、なんやかんやで自分に色気があることが分かっているところも妙なギャップとなっていて愉快なキャラです。
(↓ノーベル賞受賞間違いなしのパワーちゃん)
また、キメゴマが非常にかっこよく、重要なシーンでの背景の描きこみも素晴らしいです。作者は映画が相当に好きらしい(ファイアパンチより)ですが、カメラワークがめちゃくちゃかっこいいです。
一部では絵が汚い、と言われてますが、僕はそんなことないと思います。ぶっちゃけ綺麗な方だと思ってます。描き込むところと、手を抜くところの緩急が、お話全体をいい具合に牽引しているのだと思います。
ぶっちゃけ最初は、作者の前作があのファイアパンチだったこともあって、一気に訳わかんない話になって失速するんだろうなぁ、と思っていましたが、そんなこともなく、非常にコントロールされ計算された話の展開をしていくため、毎週飽きさせません。
おそらく、近いうちにアニメ化することでしょう。
アニメ化する前に今のうちに、読んでおいて、「やっぱりアニメ化したかー」とマウント取るためにも、みんな、読もう!チェンソーマン!
――おわり
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