【シン・ゴジラの感想】東京が消し飛ぶ!新生ゴジラは最高にカッコイイ!!
ふがしです!
ゴジラなんか作ってないで、はよエヴァ作れや!と言われながらも公開に至った、庵野監督のシン・ゴジラ。
正直直前まで見に行く気はあまりなかったのですが、公開後の評判がめちゃくちゃよかったので、普段は割とすぐに見ちゃうようなレビューも封印したうえで、今日見てきました!
いやね、とにかく面白い!!!文句なしに面白い!!!
見終わったあと、数時間興奮が止まりませんでした。もうゴジラの話がしたくってしたくってしょうがない!こんな気持ちにさせてくれた映画は、インターステラー以来です!(意外と最近)
少しでも興味がある人は、こんなどうでもいい感想なんか読んでないで、さっさと見に行くべきだと思います!
以下、ネタバレを含む感想になるので、一応注意ですよ!
ネタバレあり感想
最初に出てきたのが、すでに知っていたゴジラの姿と違う、なんだか若干ひょうきんな生き物だったので、「あれ?もしかしてこのゴジラも、ゴジラvs敵怪獣っていう図式の話だったの?」て思っちゃいました。
目がくりっとして、エラまである、ゆるキャラの出来損ないみたいな巨大ウーパールーパーが、ザ・特撮!といった感じで街を蹂躙していくシーンは、実のところ、「ああ、やっぱり映像はこんなもんなのか・・・」と、ちょっと思っちゃいましたよね。
ただ、それと並行して混乱する政府側の人間たちの話が、かなり重厚かつリアルに描かれているので、ちょっと特撮部分が現代においてはちゃっちく見えてもなんでも、引き込まれていきます。
ただ、この幼体が1回変身して東京湾にかえって行くところまでは、あくまでプロローグ。
本番は鎌倉から成体が上陸してくる中盤から!
120メートル近い生き物が、恐ろしく長いしっぽを振り回しながら、どんどこ東京を目指して北上していくのですが、結局最後まで、ゴジラが東京を目指す理由は分からずじまい!いや、それに文句は一切ないです。「人類とは対話不能な邪悪な災厄」という、物凄くファンタジーな物体が、リアルなテンションに描かれた現代に(石原さとみは除く)襲い来るという展開は、公式サイトにも書かれている
【現実(ニッポン)vs虚構(ゴジラ)】
というコンセプトを、完璧に描き切っているといえるでしょう。
この現実に襲い来る虚構は、多摩川に張られた自衛隊の厳重な防衛ラインすらあっさり突破してしまいます。
自衛隊が本当にあんなに強力なミサイルを持っているのか分かりませんが、とにかくものすごく現実的に描かれている映画の中で、あのミサイルが通用しない物体というのは、果たしてなんなのか?と、ファンタジーな映画であるにもかかわらず、うそでしょ・・・、と、思わず映画の中のキャラクターのような感情を抱いてしまいます。
しかし、ゴジラの本当の脅威はそんなもんじゃないんですよ。
もう見た人はね、わかってると思うんだけどね、
アメリカ軍がゴジラに対して行った空爆に対しての、ゴジラのカウンター。
港区だったか品川区だったかでゴジラがぶっ放す。
熱線ね。
もうあれが見られただけで、この映画見てよかったって思いましたね。
背びれが紫色に光って、口からガスを噴出して、爆発のような大爆炎を吐き出しながら、それを高温化させ一点に集中させてからの、薙ぎ払い。
かっこよすぎる!!!
ポジトロンスナイパーライフルを現実で撃ったみたいな、巨神兵が現実でなぎはらったみたいな、圧倒的な威力!
三区壊滅!という響き!!
んで、見ている側としては、さすがにここが山場で、あとは徐々に収束していく映画なのかな、と思わせておいての、
在来線無人爆弾
これがやりたかったんだろうなあ!!と、思わせる、ぶっ飛んだ攻撃方法に、見ていて思わず口元を押さえてしまいましたね。
在来線無人爆弾、という単語。これから事あるごとに見ることになるんだろうなあ、と、事あるごとに、なんかなぞらえて使われるんだろうなあ、って、思うくらい恐ろしいインパクトのある文字列です。
あと地味ですが、最後のゴジラの口に液体を流し込むクレーン車に天羽々斬って名前ついてるのが好き。
最後まで見たうえで振り返ると、プロローグの特撮が妙にショボいのは意図的にやっていた感がありますね。だって、最後らへんのテンションの映像が作れるんだったら、最初もスゲーことにできたはずだもん。なんか、映像も進化していくみたいな、そういう裏コンセプトがあったんじゃないかなあ、と思いました。
そうそう、パンフレット買いたかったんだけど売り切れたんだよね。
もう一回見に行くつもりなので、そのとき買えるといいなあ。
とにかく、本当に面白かったです。邦画でもこれほどのスペクタクルが撮れるんだ!と思わせてくれる、ハリウッド映画とも明らかにテンションの違う、ハイクオリティな映画を、映画館で見られるチャンスは今だけです!まだいていない人は、ぜひとも見に行きましょう!
―――おわり
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