【感想】インデペンデンス・デイ:リサージェンスを観て来た!
公開日:
:
最終更新日:2016/07/10
映画 インデペンデンスデイ, リサージェンス
ふがしです!
20年前の1996年、中学生だった僕はインデペンデンス・デイを映画館で見て、「何かがド派手にぶっ壊れるのって、こんなにカッコいいんだ!!」と感動したのを、とてもよく覚えています。
ホワイトハウスの上からレーザーが照射され、ズガーン!とホワイトハウスが砕け散り、とんでもない威力の衝撃波が周囲の建物を根こそぎなぎ払っていく絵は、ものすごいインパクトでした。
んで、あれから20年たった2016年、あのインデペンデンスデイの続編が公開されるっちゅーことで、公開前から「どんな映画になるんだろう」とワクワクし、PVの中での都市の凄まじいぶっ壊れっぷりで、「そうそう、コレだよ!見たかったはこれ!」と思ったりもしました。
今回友達と見に行くのにあたって、折角だからMX4Dで観て見よう!ということになり、川崎のTOHOシネマズでチケットを購入しました。
というわけで、感想!
はい。
なんだろうね。
微妙・・・?
ゲロをぶちまけたみたいな、そびえ立つクソとまではないかないけど、ころころウンチみたいな感じでしたね。
まずさ、もともと20年前のインデペンデンスデイって群像劇だったから、続編の今回も群像劇にするぞ!って感じだったんだと思うんだけど、かなり人物を詰め込みすぎたよね、っていう印象でした。
そもそも旧キャラ自体しっかり覚えてないのに、「もうみんな知ってるね!」と、皆ご存知ドラえもんバリに登場してくるので、えーっとこいつなんだっけ、と考えてしまうわけですよ。そうこうしてるうちに、新キャラ同士のよくわからん確執も語られ始めたり、結構あっさりエイリアンが攻めてきたりで、なんだか物語に入り込めないんですよね。
というかこのリサージェンス、舞台は2016年なんだけども、前作の延長線上のパラレル2016年なので、エイリアンの技術でメチャクチャ進歩してるんですわ。月にエイリアン技術で作ったレーザー兵器があたり、太平洋軌道上にリング状のレーザー兵器が設置されてたり。
だから、前作みたいに、現代の僕達の世界が超巨大UFOを駆るエイリアンに襲われたらどうなっちまうんだい!という、映画世界とのシンクロ感がないんですよ。そんでもってキャラにもいまいち感情移入できない(感情移入するほど語られない)ので、蚊帳の外感がハンパないわけ。
でユーラシア大陸の半分くらいの大きさはありそうな、超絶巨大UFOがやってくるんですけどね。
まあ、そこは良かったよね。このままの速度でぶつかったら地球が真っ二つになります!ってセリフも好き。
とんでもなくでかい物体の端っこの爪の先っちょの一部みたいな小さいパーツなのに、それが都市一つくらいの大きさがあるわけ。それが、建物やら地形やらを抉っていく感じとか、PVでもあった、重力で持ち上げて落とすシーンは、超クッソ激烈にカッコよかった!
まあ、重力技は地球にやってきたとき一回しか使わないんだけどね!
まあ、良かったのはこれだけなんだけどね。
つーかさ、もうこの写真一枚でもわかるけどさ、敵のほうが圧倒的なんだよね。
それはもう、最初のクエストクリアした主人公PT vs ラスボスくらいの力の差があると思うんですよ。
このあと、いちおうエイリアンの弱点が分かったからそこ攻めようぜ!ってなって、大量に軍隊を投入するんだけど、93%が倒されちゃうからね。もうボロボロなわけ。
んで、色々あってタイムリミット1時間だから!ってなるわけ。1時間したら地球壊れちゃうし、もうエイリアン勝ちじゃん?そこでジッとしてろよって感じじゃん?
でもね、なんかエイリアンにも恐れる相手がいたらしいのよ。一応さ、物語冒頭からずーーーーっと話に上がってた謎の記号とか謎の物体が、その恐れる相手だからね、全然唐突でもないし、観てたときは「お、ついにきたか!」って感じだったわけ。
でもなんかさ、それが、別の宇宙生命体なんだけど、大昔エイリアンに滅亡させられた宇宙生命体の生き残りで、超技術を持った奴なんだけど、いまいち凄さがわからないんだよね。いやさ、「すごい技術だ!」とか「彼らの技術があったら(2016年でも)ワームホール航法だって可能だ!」とかさ、言葉では言ってくれるんだけど、彼らがどのくらいエイリアンにとって脅威なのか分からないわけ。だって滅ぼされてるんでしょ?君たち。対抗策を秘密の星に隠した、とかさ、所詮レジスタンスみたいなもんじゃないの?それが、「エイリアンが根源的に恐怖を覚える」ほどのものなの?
なんか釈然としないんだけど、とにかくエイリアンクイーンは、レジスタンス宇宙人がめっちゃ怖いし、捕まえればレジスタンスの星の位置も分かるからっつー理由で、『自分が落ちたら負けの王将』であるにも関わらず、自ら攻めてくるわけ。本当にこのエイリアンたち、王将取られたら全軍撤退しなきゃいけないルーチン持ってるのに、王将がせめてくるわけ。あと1時間で勝ち確定なのに。勝ち確定になったあとで、レジスタンス捕らえればいいはずなのに。
んでさ、もしかしたらこのレジスタンス宇宙人は、一瞬で地球人の技術を向上させられる、とんでもねぇ奴なのか?!と思いきや、全然そんなことはなく、そのあとはただ捕まらないようにジッとしてるだけ。いや、君も捕まったらやばい(と、自分で言ってた)んだし、ちょっとくらい何かしたら?という視聴者の気持ちは一切スクリーンの向こうに伝わらないわけ。
そしてさ、この辺で観てた僕は気づいたんだよね。
「あ、もしかしてクライマックスに入ってる?」
って。
「あ、もしかして映画が締めに入ってる?」
って。
もうめんどくせえから感想終わらせますけど、そういうわけでエイリアンクイーンは死んで、続編に続く!って感じで映画は終わった。
展開はええんだよ!!!
いらねえ新キャラのどうでもいい内輪話してる暇あったら、もうちょい設定掘り下げろや!!!
なにより一番気に食わないのは、
『エイリアンの目的である地球のコア掘削シーンが端折られてること』これ!
直径1.6kmのレーザーで地面に穴をあけている!ってさ、しばらくしてから語られるんだけど、それ取られたら地球崩壊して地球終了なわけ。これがこの物語でもっとも重要なシークエンスなわけ。常にさ、「あと1時間で到達する!」「あと20分で到達する!」「あと5分」「あと2分」ってずっとタイムリミットとして機能する、クソ重要なイベントなの。そのはずなのに、気づいたら掘削始まってるわけ。
そんな巨大なレーザー照射したんならさ、撃ちだすまでのタメとかさ、そういうのあってもよかったんじゃないの?!
折角さ、すぐそばに偶然居た、沈没船引き上げチームを出したんだからさ、そいつらに
「うおお、なんかやべえぞ!エネルギーが集まっていく!!!」
みたいなこと言わせるシーンの一つもあってよかったんじゃないの?
なんでおもむろに始まってるんだよ!
もう個人的な文句でしかねえけど、ほんとこれが一番気に食わなかったんだよ!!!
クソが!!!!
以上だ!!!
あ、MX4Dは、席が揺れるのが思いのほか楽しかったから好きです。3,400円はちょっと高いかもだけど、まあイベントの一つとして考えれば許容範囲!臭いがしたり、風が吹いたりするのも結構楽しいから、前もってスペクタクルすごそうだし楽しみだな!って映画があったら、MX4Dで見てみるのもいいかもですよ!
―――おわり
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