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【Part2】8泊9日のツアー旅行のしょっぱなで風邪をひき腹を壊した悪夢の記録

公開日: : 最終更新日:2015/09/06 旅行 , , ,

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ふがしです!

前回のPart1に続いて、2004年のスペイン旅行記のPart2です。

さて、11年前の僕は夢とか希望とかを抱いて、単身、二人組しかいないJTBのツアーに参加し、成田空港からスペインへと旅立ったのでした。

目的地はスペインのマドリード。ツアーはマドリードから南下しバルセロナを終着点とする行程でした。

マドリードへは直行せず、一旦イギリスのヒースロー空港を経由して向います。ヒースローまで11時間位、ヒースローからマドリードまでが1時間くらいだった気がします。

実はこの最初のフライトから、僕はダメージを受けています。そう―――

僕はステータスに【弱点:減圧】を持っていたのだ!!

離陸してすぐのタイミングから、とにかく耳が痛い!!鼓膜に穴でも開いたんじゃないかってくらい痛いのだ!もともと、耳に水が入った時の耳抜きが上手に出来ない体の構造をしていたので、痛みは一向に治まらない!11時間のフライトの間ずっと痛く、口を開けたり閉じたり、耳の下をさすったりしながら、苦痛をやりすごしたーーーと思ったら、またヒースローからの離陸で耳が痛むのである。

以前飛行機に乗ったときはこんなことにならなかったのに、なぜこのときから痛み出したのかは分からないけれど、とにかくこれ以降、飛行機に乗るたびに耳が死ぬほど痛むようになってしまった。

ただ、対策はわりと簡単で、このへんの耳栓をしておけば、気圧を調節してくれるので全く痛くならないのだ。しっかり気圧調整してくれつつ、極力遮音はしないという優れものなので、ちょっと高いけど、飛行機乗ってる間中苦しむのか、のんきに映画が観られるのかを天秤にかけたら、安いものだから、飛行機で耳が痛くなっちゃう系の男子/女子の諸兄は絶対持っておいたほうがいいと思うんだ僕は!!!

降り立ったのはマドリード!そして悪夢の火蓋は切って落とされる・・・

夜のマドリードへやってきた僕らツアー一行は、最初のホテルへチェックインをする。

ちなみにホテルの写真などはない!!無くなってしまったわけじゃあなく、当時持っていたデジカメのスマートメディアの用量が32MBしかなく(32MBでも4000円くらいした)今みたいにボンガボンガ写真が撮れなかったのだ。とまったのがどんなホテルだったのかとかの記録がないのが残念である。

たしか―――ホテル自体はそれほど大きくないけれど、ホテルの部屋はそれなりに広くて、これは確実な記憶だけど、『ベッドはツイン』だった。これがあとでとても重要なファクタとなるのだ。もしベッドが一つしかなかったら、僕はあの時スペインで死んでしまっていたかもしれない。魂的な意味で。

 

部屋に入った僕は、とりあえず体の汚れを落とすべく風呂に入ることにした。

ちゃんとバスタブがついた風呂だったので、僕はそこにお湯をためた。それなりに大きなバスタブだったので、お湯が張られるまでに結構時間がかかったんだった気がする。ちょっと手を突っ込んでみて、「なんだかヌルいかも?」とは思ったけれど、とにかくさっさと風呂に浸かりたかったので、お湯の温度を最大にして、バスタブにお湯が入りきるのを僕は待った。

それほど大きくないホテルに

同じツアーの人が15組くらい

バスタブにお湯を貯めずとも

ほぼ同タイミングでお風呂に入っているだろう

そういう想像は出来る

ただ同時にお風呂に入るというのがどういことを意味するのか

それを僕は理解していなかった

お湯を張り終えた僕は、すっぽんぽんになって、ザブーんとバスタブへ体を投げ入れた。

ファッ?!

ぬるい!!!!!!

ぬるさが常軌を逸している!!38度とか37度とか、そういうちょっとしたぬるさじゃあなかった記憶がある。ちょっと温かい温水プールくらいの温度である。

僕はとても耐えられず、シャワーを捻った。しかし、シャワーから出てくるお湯も、バスタブに入っているお湯の温度と大差ない。当たり前だ。だって同じ口からでてきたお湯なのだから。

このとき僕はこう思ったことをとてもよく覚えている。「スペインの人ってこんなぬるいお湯でシャワー浴びるんか!」と。

違うのだ!

『旅行客が一斉にお湯を使ったせいで、(あまり大きくない)ホテルのボイラーの許容量を超えて、お湯を完全に温められなくなっていた』のだ!

―――まあ、この事実を知るのは、この一年後の旅行の時なんだけども。

そして、ここで僕は最大の過ちを犯す。「ぬるくて気持ち悪いから、もうお風呂いいや」

と、お風呂から上がってしまったのだ。今思い返すと完全に馬鹿のそれである。

全然あったまっていない、長時間のフライトで疲労し、減圧により疲弊した状態の体で、風呂からあがってしまったのだ。

と、いろいろ煽ってみたものの、このタイミングでは僕の肉体に特に異変は起こらなかった。とても疲れていたのだろう。翌朝まで僕はぐっすりと眠った。

僕が悪夢のどん底に突き落とされるまで、あと15時間くらいである。

―――続く

続き⇒Part3

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