【ネタバレあり感想】ペルソナ５をクリアした感想その２

ふがしです！

こちらはペルソナ５のネタバレありの感想です！

まあ、ネタバレありとは言っても、未プレイや未クリアの人には、「なんのことやら？」という記述のしかたが多いかもしれません。そこは悪しからず！

基本感想および、ネタバレなしの感想はこちらです。

ネタバレ含まないここが短所、だとかは、そっちに書いてあるんで、よろしくお願いしますね！

よかったところ感想

はい。

めっちゃ面白かった！

普通にクオリティ含めてペルソナ最高傑作だと思う！

まず、過去作だと後半加入キャラは、キャラへの思い入れがないとあんま使う意味ないというか、あとで入るキャラのほうが弱いという謎設定だったりすることが多かったけど、今作では後で入るキャラとの性能差が薄いので、思い入れがあれば先にいるキャラを使えばいいし、新規キャラが気に入ったなら、そちらを使っても全然問題なし、という感じでした。

そもそも、常にキャラの入れ替えが可能なので、全キャラまんべんなく使えるのがよかったですね。

仲間のペルソナを覚醒させなくても最後までスキルを覚えるってのもよかったと思う。覚醒は耐性とボーナススキル１個追加とグラフィック変化のみで、確かに強くなるけど、必須ではない、ってのがいい。そのおかげで、加入時期の遅い春も普通に実践投入できたし。

あと、３からずっと、ムド／ハマキャラは使いづらい・・・と思ってたら、開発側も「このタイプいらんな」と感じていたらしく、実質存在しないのにはワロタ。（そういや、ゴロ―ちゃんの総攻撃エフェクトみてないや）

ゴロ―ちゃんは、パッケージに書かれてて、探偵だけど怪盗の仲間になるっぽい雰囲気を漂わせーのからの仲間加入で、全然疑ってませんでした。パンケーキのくだりも、単純にペルソナの資質があるから聞こえたんやろうなあ、くらいに思っちゃってたし。んだから、転換点になる検事問答の時に、にわかに明智が怪しくなりだしたときとか、結構びっくりしましたね。

ロキはてっきり主人公の覚醒ペルソナだと思ってたので、あそこで出てくるのにはびっくりしたね。かっこよかったから自分で使いたかったなあ。

ダンジョンに関しては、正直３とか４の自動生成は途中で飽きるっていうか、１週目からクリアが作業化するのであまり好きではなかったので、今回の糞凝ったダンジョンは両手を上げてありがとうをアトラスに伝えたいです。実際、３とか４の若干手抜きともとれる自動生成ダンジョンだと、RPG謳っておきながら、RPG要素ちょっと薄くない？ギャルゲーじゃない？と思われてもしかたなかったけれど、今回の激烈に力の入ったダンジョンがあるならば、確かにこれはRPGだと言い切ることができると思います。

まあ、船のネズミ通路だけはちょっとしつこいな、と思ったけどね。ほかは、隠れながら先制を狙っていくスタイルも面白かったし、すごくよかったと思う。前半後半に分かれてて、BGM変わったりするのも、緊張感が高まって好き。

メメントスは自動生成だけど、まあ双葉の「どれどれー？どうなってる～？」が聞けるから良し！！

それと今回、悪魔のモデルを全部作りなおしてたけど、これのデキもかなり良かったと思う。微妙に雰囲気変わったやつら・・・デザイン同じだけど、立ち居住まいがどことなく違うやつらも多くて、悪魔が出てくるたびに楽しかった。オセがふとましくなってたり、ドミニオンがひらひらしてたりね。

シナリオに関しては、保護観察中の主人公という、最初からわりとどうしようもない、めちゃくちゃ可哀そうな境遇で、とにかく「こいつ」をどうにかしてやりたい！って思える、良設定だと思います。

保護観察中だっていうのが、ひたすら尾を引き続け、最終的にあの素晴らしいエンディングの布石にもなるしね。

生シドーからごめんなさいが聞けなかったのだけが、ちょっと心のこりだけど。

あとは、コープ発生するたびに、いちいち１１月２０日に巻き戻って、冴から協力者について問いただされる展開、あれすげぇ好き。特にそうじろうのコープ発生するとき。もうゲーム始まったばっかりで、たいして打ち解けてもいないのに、ああこれ、打ち解けるんだな、ってのが分かって、さっそく涙腺にくるよね。あの演出はほんとすごいとおもう。一部、問い詰め内容が雑なのもあったけどｗ

あと、主人公側からボスに対する説教がうざいとか、独善的すぎるとか、ネットにちらほら書いてあるけど、そもそも「俺たちの正義を貫く」っていうお話だし、最初からそう言ってるし、子供が自分の正義を語ってるんだな、と大人の目から優しく見てあげればいいんじゃないんですかね？子供が、完全に隙のない訓示を言ったら、それはそれでキャラ崩壊しそうだし。

賛否両論あったラスボスの俗にいう元気玉展開だけど、あれももはやペルソナお約束ってことで、いいんじゃないんですかね？そもそもあのためにコミュがあるわけだし・・・。最後の一撃を撃ち込むとことか最高にかっこよかったと思うし。

まあ、何はなくとも、エンディングの出頭する→一日待ってくれ→クリスマスイブ→逮捕から、数か月かけての仲間やコープキャラによる冤罪の訴えかけをする展開が、本当に激熱で、一週目ながら全コープMAXにできなかったことが悔やまれましたね。

でもう、最後はご都合展開だろうがなんだろうが、モルガナも帰ってきてーのハッピーエンドは、もうなんかしらんけど、すべてよし！って気持ちにさせてくれて、ものっすごい爽やかな気分になりました。

もうほんと、久しぶりに記憶けして最初からやりたいゲームだな、って思ったよね。

ダメ出しっぽい感想

バッドエンドとの分岐にもなっている、逮捕後のどんでん返しの、わりとガバガバな運任せトリックも、まあもっととんでもなくガバガバな話はいくらでもあるので、気にはならなかったかな。

カジノ崩壊させないために、ダミーのオタカラを持っていくってところも、あそこで明智も一緒に取りにいくつったらどうするつもりだったのかとか、ニイジマパレスの出入り口判定はどこにあったんだよとか、気にしだしたらきりがないけど、まあまあ、別に言うほどそこがクソだとは思わないです。勢いあったからね。

警察が死体確認しなさすぎってのも・・・、まあこれはちょっとアレだけどまあいいよ！RPGってのはさ、物語＋プレイ体験という複合的なゲームだからさ、プレイ体験が優れていたなら、物語にそこまでの完璧性は求めないよ僕は。超絶完璧な物語を欲するならば、完璧な小説でも読めよっていう話だと思うんですよ（暴論）

なんにだってね、突っ込みどころはあるんだよ。僕は小さいことに突っ込むのはやめたんだよ。勢いさえあればいいんだよ！

んだけど、オクムラフーズ近辺の展開と、メメントス最下層からラスボスまでの展開だけ、あともうちょっとどうにかしてほしかった！

オクムラフーズらへんは、いくらなんでもナアナアで突っ込みすぎだし、廃人化の証拠を微塵もつかんでないのに、予告状だしちゃうあたり、正直「ほんとにいいのかこれ？もしかして民衆に踊らされたバッドエンド的に突入するんじゃないのか？」とか考えちゃって、一部選択し変えに戻ったりとかしちゃったよね。そのくらい、やってて不安になるガバガバだったので、もう少しあの辺の展開は練っといてほしかった。

あとメメントス最下層からラスボスまでが一日で一気に駆け抜ける展開なところも、ちょっと残念。

できることなら、メメントス最下層攻略には、ダンジョンが長くなっても構わないからもう２週間くらい猶予貰って、一日クリアはクリフォトの世界だけにしといてほしかったな。ただ、エンディングの展開的に、ラスボス撃破は１２月２４日じゃないとあの、出頭する→一日待ってくれ、という切ない展開にできないので、やっぱりまとめて一日にせざるをえなかったのか・・・。

キャラでは竜二がかなり叩かれてるけど、僕はそこまでものすごく嫌いじゃあなかったよ。ただ、ルブランのコーヒーのくだりは、さすがにちょっとね、って思ったけどね。それ以降は、まあ、こういうキャラなんだな、っていう感じで見ていられました。

終わりに

FF7の発売日を指折り数えて待った２０年前のように、ペルソナ５の発売を指折り数えて待った今年、正直期待しすぎてガッカリなゲームな可能性、十分あるな、って思ったけれども全然それの真上を行く素晴らしいゲームで、僕は本当に幸せで一杯です。

ただもう、あまりにもよかったがために、反動でクリア後の今現在、なんだかとてつもなく空しい、胸に穴があいたような気持ちなのです。あそこまで完成度高くなかったら、こんな気持ちにはならなかったのに・・・、などとストーカーみたいなことを考えてみたり。

なにはともあれ、本当に面白かった！

６も楽しみにしてます！あとサントラ早く出して！！

前半感想から、ここまで6,000文字ちかい駄文にお付き合いいただいたみなさま、本当にお疲れさまでした。

【蛇足】

真エンドDLCが来るかも？と思っちゃう未回収伏線について

―――おわり